2009年06月10日(水)
密かにチェコフに萌えた [よもやまヲタ話]
今日は仕事が休みなので、『スター・トレック』の新作映画を観るために札幌へ。
映画館へ足を運ぶのは何年振りだろう。
最後に見た映画は『スター・トレックX:ネメシス』。ここ十数年、映画館で見る映画と云えば『スター・トレック』と『必殺!』だけだ。(必殺!の新作作ってくンないかなぁ…)
久し振りに足を踏み入れた札幌シネマフロンティアは前回来た時とは大きく様変わりをしていた。
以前にチケット売り場は窓ガラス越しだったのに、今では、場所も移動していて、ただのカウンターになり、電光掲示板などもなくなっていた。
平日で、人が少なかったせいか、がらんとだだっ広くて、ちょっと戸惑ってしまったもンね。
戸惑いながらもチケットを買うと「本日はメンズデーですので1,000円になります」とのこと。知らずに行ったンだけどラッキーだった。
さて、本題。ここから先はネタバレしているのでご注意ください。
オリジナルシリーズ「スター・トレック」のクルーの若き日を描く。
そう聞いた時、どうなるものかと思った。
てっきり、次の劇場版は「ディープ・スペース・ナイン」や「ヴォイジャー」のクルーを交えたものになるだろうと期待していたのにその期待も見事に裏切られた。
パラマウントは何を考えているのか。ひょっとしたら、スター・トレックの歴史(作品中の歴史ね)を新たに作り直そうとしているンだろうか?
正直、そう思った。
それはある意味正解だったのかも知れない。
パラマウントは「パラレルワールド」という設定を繰り出してこれをやろうとしているンじゃないだろうか?
そう、この作品は「もう一つの新しいスター・トレック」なのだよ。
この世界がパラレルワールドであることは、作品中盤に登場する、未来から来たMr. スポック(姿を現した途端、「必殺仕事人2009」の中村主水とだぶってしまったよ)もそう語っている。
冒頭、強大な敵を前に生まれ来る息子を守るためにカークの父親はUSSケルヴィンとともに宇宙に消えるが、スポックが来た元の世界ではカークの父親は生きており、カークの宇宙艦隊入りを喜んでいたと語り、もう一つの世界があることを明らかにする。
でもここで、ちょっとした小さな期待が芽生えなくもない。
これがパラレルワールドなら、本筋の世界を描く「スター・トレックXI」が作られないこともないンじゃないだろうか、と。
やっぱ、まだまだ24世紀のクルーの活躍も観てみたいもンなァ。
エンドロールにはこれまた、ファン感涙のサプライズ。
エンディングテーマ導入部にはTV版オリジナルシリーズのテーマ曲が流れ、終盤では、過去の劇場版や、新スタートレックでも使われたお馴染みのテーマが!
思わずサントラ予約しちゃいましたよ。
そして本当に最後の最後に流れるのは、スポックを演じるレナード・ニモイのナレーション。
「宇宙、それは人類に残された最後の開拓地である。
そこには人類の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違いない。
これは人類最初の試みとして5年間の調査飛行に飛び立った宇宙船、 U.S.S.エンタープライズ号の驚異に満ちた物語である。」
(ごめん、これはTVシリーズから引用。今回の映画では若干変わっていたかもしれません)
この「スター・トレック」がソフト化されたら、いよいよBlu-rayに移行かな…。
Posted by at 23時22分