2007年06月28日(木)
武士の一分 [DVDネタバレ御免!?]
宮沢喜一元首相死去…フォースと共にあらんことを…。
「小樽独り歩き」の計画がポシャッた今日の休日DVDは山田洋次監督の時代劇三部作の最終作「武士の一分」。「笑っていいとも!」でタモリが「たけしのいっぷん」と読んで笑いをとっていたっけ。
正直云って、オレはこういった文学的な時代劇よりはチャンバラ映画の方が好き。本来ならば、こういった作品と共に、娯楽時代劇といったものも作られるのが望ましい形なンだけどね。
「必殺シリーズ」の映画化が決まった時、松竹ではそれを大々的に宣伝し、一時は「男はつらいよ」と並ぶ2枚看板にしようとさえ考えていたらしい。
結局はそれは実現せず、たった6本で終わってしまったンだけどね。今回のスペシャルドラマ化をきっかけに、テレビシリーズ、そして映画とまた必殺ブームが起きてくれるといいンだけどね…。
木村拓哉演ずる三村新之丞は毒味役。その役目の最中、貝毒に当たって失明。毒殺を目的とした毒などではなく、単なる食中毒。
最初のうちは主人公の失明ということもあり、シリアスな感じで物語は進んでいくのだが、山田洋次監督といえば、先にも書いた「寅さん映画」とも云えるように、全くユーモアを持ち合わせていないわけではないので、この映画でも「寅さん」的な笑いがホンの少しではあるがそこかしこにちりばめられている。家来役の笹野高史や伯母役の桃井かおりなどがコメディリリーフとしていい味を出している。
失明、妻の不義、そして復讐。
ラストがハリウッド的なハッピーエンドだったのは、まぁ、良しとしようか。
それにしても、突然光を失ったらというのは普段でも考えないでもない。
「光」といっても、このぶろ愚のカテゴリーにある「光」じゃなくて、ホントの「光」ね…。その「光」ならとっくの昔に失くしてるから…。
Posted by 源九郎 at 20時35分
コメント
自分は“必殺ブーム”が来るんじゃないかな?と思う。
レンタル店行っても劇場版は全部レンタルされているし…やっぱり“パチ”の影響?
パチの影響は確かにあるだろうけど、せいぜいテレビスペシャルが関の山だろうなぁ。
京楽が大々的にバックアップして製作費出してくれりゃ、テレビシリーズも夢じゃないンだろうけど、無理だろうなぁ…。
「たけしのいっぷん」はわかるような気がする。
私は牛乳パックの「あけ口」を「あけろ」って読んでしまう。
命令されてるようで、気分悪くなる。。
さっき、ホールで流れている野球中継を見ていたら「永久保存版」の垂れ幕を持ったファンが…。
なンで?とか思ってよく見たら「小久保なんとか」と書かれていた…。