2007年07月20日(金)
最後の夢は叶ったの? [コレで泣け!]
読売新聞北海道版7月18日付の記事に、動物の行動展示で全国的にも有名になった旭山動物園のアムールヒョウとホッキョクグマの2頭が相次いで死亡したという記事が載っていた。
アムールヒョウの「ビック」は雄の21歳、ホッキョクグマの「ハッピー」は雌の25歳。ともに高齢による死だったようだ。
オレがこの記事に目を引かれたのはホッキョクグマの名前が「ハッピー」だったからかも知れない。以前家で飼っていたミニチュア・シュナウザーの名前が「ハッピー」だったから。
この記事によるとハッピーは子供の頃に、父親に舌をかじられて失い、歯もボロボロで肝機能も悪化していた上に、死ぬ数日前からは前足が不自由になっていたとある、それでも25年も生きてきたのだから大したものだ。
ほっきょくぐま館にも溶け込めずプールにも入らなかった目立たない存在だったそうだが、オレも数年前に一度、旭山動物園に行ったことがあるが、やたらと派手にプールに飛び込むホッキョクグマの印象が強すぎて、微かな記憶の中に、プールにも入らずに隅の方で佇むホッキョクグマがいたようないないような…、といったそんな感じだ。
そのハッピーの最期がプールに浮かんで死んでいたという発見時の状況に、ホロリと涙。
想像になるが、父親に舌を噛み切られたトラウマからか、仲間とも打ち解けず、プールにも入らなかったハッピーは、きっと楽しげにプールに飛び込む仲間達を羨ましく思っていたンだろうなぁ。
そして、自分の最期を悟った時、不自由になった前足のことも省みず、ずぅッと入りたかったプールに飛び込んだンじゃないだろうか?
彼女の最後の水遊びは、楽しかったのか、苦しかったのか?
あかン、また泣けてきた…。
Posted by 源九郎 at 10時42分
コメント
この世の苦しみから解き放たれた…
そう思わなければやりきれない。
フランダースの犬の、ネロとパトラッシュみたいに。。
>お局さま
足が不自由で、半ば溺れるような形になったンじゃないだろうか、という現実的なことは想像すべきじゃなかったかもな。
この世を儚んでいたワケじゃないだろうけど、楽しい瞬間を味わって逝ったと思ってやらなきゃね。
実写版「フランダースの犬」のハリウッド・バージョンのラストは夢オチで別の意味でやりきれないよ(笑